野地木材工業株式会社

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スタッフブログ

僕の行く末

149ca149.jpgみなさまこんちは。
今朝の飛鳥工場はマイナス5℃でした。
さぶすぎる。「さむい」より寒い表現では上を行く「さぶい」です。
どーも。のぶたかです。

さて、来週は熊野原木市場の初市です。
初市と言えば、一年で一番盛り上がる市です。が、
今年はどうも原木の入り具合がパッとしてませんねぇ。
写真が、さっき撮りに行ってきたばかりの熊野原木です。
最近は原木の流通の形態もだいぶ様変わりしてきましたので
なかなかこれまでのようには、いかないのもしれません。
今年は特にそんな気がします。

ここ数年の国産材の業界は、行政の後押しもありなかなか盛り上がってきております。
「日本の家は国産材で建てましょう」という風が吹いてきてる感じです。
その流れの中で「木材の産地」もクローズアップされてきており、日本国中
「○○杉」や「○○桧」といったいろんな産地ブランドが出てきました。
特に「○○杉」というのは、相当あるんじゃないかなと思う程たくさんの種類を耳にします。

ただこの流れに僕は「なんかおもろないなぁ」と思ってしまうんです。

各地域の行政や林業関係の団体が、自分の産地をブランド化していこうという
のは、全くすばらしい事だと思います。
しかし、その先の「製造メーカー」がなんかぼんやりしていて、言ってみれば
「○○産」の木材を使っている「製造メーカー」の商品は、どこも「同じ品質の
商品なのね」と思われてしまうんじゃないかな?と、僕は思うんです。

木材の乾燥方法にしてもそうです。
「葉枯らし乾燥」が良い。
「天然乾燥」が最高だ。
「燻煙乾燥」は一番だ。
「人工乾燥」じゃないと駄目だ。

等々、いろいろな所で、いろいろな方々が、いろいろ言ってます。
「木材製品を作るプロセス」ばかりがクローズアップされていて
「本当に良い製品」ってどんな製品なのか?
って所が、なんかふわふわしてる気がしてなりません。

「家」自体、どんな「家」が一番良いかなんてのは、
答えがあってないようなもので、いろんな形態の「家」がある昨今では
その「家」に適した木材製品があり、そうなると
「良い木材製品」というのは、その「家」に合わせてその都度変わって行くんではないかと僕は思います。

野地木材の見解としては、お客様の欲しがる家、満足する家が「良い家」であり
その「家」に最高にマッチする木材が「良い木材製品」であり
その「良い木材製品」を作るためには、いろいろある乾燥方法の中から
適切な方法を選択しそれが出来、地元産の木材の長所を「いかに活かすか」が、
我々の使命なのではないかと考えます。

だから僕はお客様に、「熊野の木ですよー」とか「しっかり乾燥できてますよー」とか
言って頂いて、喜んでもらうのはすごく嬉しい。ですが、それよりも

本当は「野地木材の木だよー。すごいねー。」と言ってもらえるようになりたい。

お客様の欲しがっている「お家」はどんなお家か。

その「お家」に適した「原木」はどんなんか。

その「原木」のどこを活かすか。どう「さばく」のか。

挽き上がった木材をどうやって「乾かす」のか。

「乾いた材料」をどこに気をつけてどう「加工」するのか。

お客様にどんな提案ができるのか。

お客様にどんなサービスができるのか。

そういったことを、家を建てるお客様とたくさん議論し、白熱し、四苦八苦し
熟慮し、工夫し、知恵をだし、技術を駆使し、皆が満足できる製品を作りたい。

その為の「野地木材」になりたい。

そうなれれば、

「野地木材の木。ええねぇ。」

「野地木材の木。ばっちりやねぇ」

「野地木材の木やったら、間違いないよね。」

「お父さん、僕も大人になったら野地木材の木で家建てたいよ!(施主さんの子供がはしゃぐ)」

ふふふふ。

今日も僕の妄想が膨らんで、希望が湧いてきます。