野地木材工業株式会社

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新入りレポ・Part2 第4回「”サンプル”について考えてみた」

新入りレポ・Part2 第4回「”サンプル”について考えてみた」

新入りレポ・Part2の第4回です。

事務所で働き始めて早2か月が経ちました。
少しずつですが仕事にも慣れてきて、ウェビナーなど色々なことに関わらせてもらいながら忙しく過ごしています。

さて事務所での仕事の一つに、サンプル準備というものがあります。
野地木材では、フローリングなどの製品を実際に使っていただく方や、使用を検討してくださっている方に向けて、色味、厚さや幅、節の感じ、加工形状、塗装の雰囲気などを見ていただくためにサンプルをお送りしています。

樹種、幅、厚み、節の有無、色味など、種類は様々です

樹種、幅、厚み、節の有無、色味など、種類は様々です

実際の製品は2〜4mの長さがあり、実物大で見ていただくのが一番雰囲気が伝わると思うのですが、それでは送る方も見る方も大変ということで、20㎝程度に短く切ったものをご用意しているのですが…
正直パッとそのサンプルを見ただけで、実際部屋全体に使ったらどのようになるのか想像するのは難しいのでは?と私は思っています。

製品を実際に使ったことがある方や、サンプルを見る経験値がある方には問題ないと思うのですが、そうではない方にとっては野地木材の製品に最初に触れてもらう機会になると思うので、実際に手にとってもらって、質感や色味、匂いを感じてもらって、”なんかいいな!”と思ってもらえることがまず大切なのかなと感じています。

サンプルも無垢材なので、全く同じものは一つもありません。例えば、杉の源平(赤身と白太の両方入ったもの)の赤身は淡い色もあれば濃い色もあり、また木目もはっきりしていることが多いため、実際に部屋全体に使ってみたらイメージと違ったということにならないよう、無垢材の個性の幅広さを知っていただいて、使ってみても”やっぱりいいな!”と思ってもらえるようにと心がけて、サンプルの準備に日々取り組んでいます。

一口に”源平”と言っても、色味や木目の表情は1枚ごとに異なります

一口に”源平”と言っても、色味や木目の表情は1枚ごとに異なります

とはいえ、製品の種類が多く、初めはどのような種類があるのかを覚えたり、サンプルになるものを探したりするだけでも一苦労でした。
樹種としては杉、桧の2種類のみですが、色味、節の様子、長さ、巾、厚みのそれぞれに種類があるかと思えば、その組み合わせも様々で、さらには規格品以外の寸法でも加工することも多いので。
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また、床、壁、天井それぞれの用途によって求められる性能が違いますし、色味や巾などはデザインや空間の雰囲気にも大きく影響してくるので、これらの要望にいかに対応していくのかも、とても重要になってきます。
大学時代の課題やプロジェクトなどで木造建築の図面を描いていましたが、特に床や壁、天井に関しては、”無垢材””杉””厚み○㎜”と表記する程度でほとんど注目することはありませんでした。

何気なく描いていたものの奥深さを知って、表面的にしか木造を捉えられていなかったのだなと、自分の勉強不足を日々痛感するとともに、まだまだ工夫やデザインの余地があるというその奥深さに可能性を感じています。

またまた余談になりますが…
前回の更新で話していたとある取材とは、実はNHK三重の方からの取材でした。
事後報告にはなりますが、7/7(火)18:30〜のまるっとみえ内でも放送していただいていて、ちらっとですが、サンプルを準備している様子も映っています。
9月上旬までと期間限定ではありますが、アーカイブ配信もあるようなので、もしご興味ありましたらご覧ください。
https://www4.nhk.or.jp/P4838/25/