構造材から内装材まで、杉・桧材を隅々まで使っていただいたお家が完成されたので、見学に行ってきました。1階の天井材は桧を使っていただいたのですが、桧のツヤのある色味が洗練されていて、玄関からリビングへと、凛とした雰囲気が漂っていました。
今回、よりシャープな印象にする為に、通常入れている面取りをなくしました。
本実メスカシ 2㎜面取りのサンプルと比べてみると、分かりやすいかもしれません。
ささいな工夫ですが、見た目の印象がとても変わるなと、個人的にも気に入っている仕様です。
2階の天井材は杉。杉といえば「源平」が特徴的なのですが、今回はあえて白太のみで揃えました。
源平も杉らしくて好きなのですが、色をそろえることにより統一感が出ていました。
美しかったー。。。でも柔らかい印象があるのが杉。そこが魅力的なのかなと!
こちらも面取りなしです。
桧と杉、それぞれの良さを今回改めて確認できたような感じがし、また、素材を活かしてくださる作り手の方々とお話することで、勉強にもなりました。
ちなみに・・・軒天も桧なのです!写っていませんが(汗)ガルバと桧の組み合わせが爽やかで可愛らしかったこと!伝わらなくて残念。。
美しい借景を取り込んだ、土壁と木の、とても優しい空間でした。
設計:フロー一級建築士事務所様
施工:山下木造建築店様