みなさんこんにちは。
ある朝、僕が歯を磨いていたら、妻殿が僕の後ろから鏡越しに言うのです。
「なんか、あんたが近々私をブログネタに使いそうだから、すごいむかつく。あやまって。」
僕は思わず「すごいれふ」と、歯を磨きながら言ってしまいました。
なんせ、過去に対して怒るならまだしも、まだ起こってもいない未来について怒りをぶつけているわけで、何についての謝罪を求められているのかわかりませんでしたが、とりあえず、うがいしてから「申し訳ございませんでした。」とお詫びした次第です。
すごい方です。
結果、こうしてブログネタになっているのですから。
未来謝罪。
どーもこんにちわ。のぶたかです。
さて、以前より多くのお客様にお越し頂いております、
「熊野・のじもくツアー」。
ありがたいことに、のじもくツアーと弊社の認知度も徐々に増えてきて、
参加者が増えてまいりました。
そもそも、「熊野・のじもくツアー」とは何なんなのでしょうか。
わざわざ遠いところを来てもらい、山奥の中にある、うるさい製材工場を案内されるわけで。
熊野まで来て、何を得られるというのでしょうか。
僕はいつも来て頂いたお客様に、始めにその理由を説明します。
「知らない事を知るという事は、新しい視点を得ることです。新たな視点から物事を見ることができるようになると、価値がわかるようになり、選択肢が増え、変わり、より高い満足を得られることに繋がります。」と。
家を建てる上で、木材について「どうする」とか、「こだわり」を持つ方は、一体どのくらいいるでしょうか。
恐らく91.243%以上の方は、自分の家に使われる木材のことは、何も意識していないのが現状だと思います。
家を建てる上で意識することは、価格や立地、デザイン、設備、間取り、性能、などが最優先検討事項であると思います。そこに木材は入りません。
なぜでしょう?
いろいろ理由はありますが、大きな理由の一つに「木材について知らないから」であると思います。
世の中のほとんどの人が、木材について詳しく知りません。当たり前です。
木材についての情報発信、情報量が、他に比べて著しく少ないですから。
したがって、多くの方々は木材について何も知らないまま、家を建てているということになります。
言い換えれば、知らない人に、僕らの木材を選んでもらえるわけがない。
国産材、熊野材、野地木材が選ばれないのではなくて、選択するステージまで上がっていないまま
勝負が決まっているのです。
要するに、不戦敗。
戦って玉砕するならまだしも、戦わずして砕けているのです。
だから僕は、多くの方に知って欲しいのです。
木材の役割、良いところ、悪い所、歴史、こだわり、関わる人々、見どころ等々、とにかく知ってもらって、その上で家を建てる時に「選択・検討」する項目に加えて欲しいのです。
ネットで価格を調べて、知らない誰かの口コミを信じて、自分の体験などないままに買ってしまう、買わざるを得ない状況が増えています。
それを完全否定するわけではありませんが、家を買うという、人生においての最重要購入物をチョイスする際には、注意するべきだと思います。
ちょっと時間的には遠回りしてしまうかもしれませんが、住まいを建てる際は出来るだけ見て、知って、比較して、考えて決めて欲しいと思います。家族が何十年と暮らし続ける空間なのですから、そこには時間と労力をかけて欲しいと思います。
知らないまま、真似ごと、ニセモノを掴んでしまうのは、家族にとって哀しすぎますから。。。
そして、知られないまま木材のすばらしさが、この世から消えてしまうのは、、、、
そうはさせませんっっ!!!!
ですからっ、熊野・ノジモクツアー、是非っ一度体験してくださ~い☆