こんにちわ
常務です。
これからしばらく桧のヤニに関する研究をブログにて公開していこうと思います。
桧の内装材を扱う業者にとってヤニとは厄介な存在であります。
特に熊野の木はヤニが多いので私たちはヤニに対してほとほと困り果てている状況です。
そんなヤニの正体を暴き、製品をヤニから守るべく研究を開始いたします。
研究内容としては以下の4つです。
①「ヤニが出やすい温度ってあるの?」
私はヤニは夏場に出やすいものだと思い込んでおります。
経験上そうなんです。なので保管する温度を変えてヤニの出具合を計測してみることにします。
温度が高いほどヤニが出るはず。
②「ヤニは常に出ている」
長い時間、梱包し材を密着させると浮き出てくるヤニ。施工したら(空気に触れていたら)ヤニが出てくるのが止まる。
でも実はどんな状態であろうと出っ放しで、空気に触れると揮発しているだけ。という情報は本当なのか調べる実験。
信じがたいが信じたい。だって熊野の材の他にはない光沢の要因がヤニであると解明できそうだから。
③「ヤニが表面に浮き出る深さは?」
ヤニってたぶん表面から0.5mmくらいの部分くらいからしか浮き出ていないと思う。
なんとなく。
その実験。
④「ヤニを吸着せよ」
梱包時に出るヤニを間に何かを挟むことで、吸着、吸収できないかという実験。
いろんな素材で試してみようと思います。
個人的には和紙なんかがヤニを吸い取ってくれるとうれしい。
木と和紙って相性が良さそうだし、感じがいいから。
以上の4つの実験にてヤニの研究を始めたいと思っております。
お楽しみに。
写真はウレタン塗装した製品に浮き出てきたヤニ。水滴みたいなやつね。
塗装で表面を固めてしまっても出るんです。
施工後は出ないよ。
ご安心を。