本日朝5時、車で自宅を出発。8時すぎ京都着。
京都府立医科大学付属病院神経内科外来に直行しました。
なぜ、私が京都の病院に行くのか・・・。
私のブログを見てくださっている方で「野地木材の部長がなぜ三ヶ月も京都に?」と、
不思議に思って見て下さっている方も、居られると聞きましたので、
この機会にその件について、お話したいと思います。
これは、短編一冊になる位長~いお話になるので、短くまとめます。
昨年5月、仕事中左足先が通常より上がらなくなり、地元の整形外科受診するも原因不明で治らず。
次第に足先から膝にかけて痺れ出現。
それと共に左足筋力低下で歩行難になってきました。
6月末、某大学病院に入院して精密検査するも、
「心因性」とのことで
主治医の先生が「徐々に治るであろう」ということで退院。
なのに!!!それからすぐに
右足の筋力、両手も筋力低下始まり、
おまけに左顔面麻痺にまでなってきたのです・・・(涙)
8月初旬、ついに一人で立ち上がれず、着替えもできず、
自宅で生活することが出来ない状態になってしまいました。
某大学病院に「入院させて欲しい」と頼むも、
「あなたの場合、心因性だから」と言われ、精神病院を紹介されました。
そして精神病院の院長先生の診察を受け、私の説明を聞いていた院長先生が、
「野地さんは、心因性の病気ではないと思うよ。
心因性の人は、病気に逃げようとしているけど、
野地さんみたいに、病気に対して前向きな人は見たことがないよ」と・・・・
さらに、
「ここに入院して手遅れになったらいけないので、
一日も早く 大きな総合病院に行きなさい」
そうおっしゃいました。
「でも、今夜からの生活が出来ないので、
取り合えず入院お願いします。病院は探しますので」と
藁をも掴む思いで、頼み込みました。
そうして車椅子での、精神病院生活が始まりました。
「大きな病院・・・どこに行こうか~
ああ~そうだ!私が卒業した京都府立医大病院(私はそこの看護学校を卒業して
1年半勤めていました。)に行けばいいのだ」と、気がつきました。
看護学校時代の同級生がただ一人、その病院に残っているので電話してみたら、
「すぐおいで~ 良い先生紹介するから。」と
言ってくれました。
早速今までの病気のデーターを、すべて京都の病院に送って、
8月14日日京都府立医大病院神経内科外来受診。
そのまま神経内科A8病棟救急入院。
その日から、緊急検査が朝から夜まで続きました。
ベッドで寝返り出来なくなり、
「食事も明日から自分で食べられなくなるのかなぁ」と
とても不安に思っていました。
入院から1週間目の夜、
「野地さん 病名が分かりました!
慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)です。
すぐに、ガンマグロブリン点滴します。」と
主治医から告げられました。
「なっ何?その病気は?」
CIDPとは、中枢神経から末梢神経に分岐している根元の、
首から腰までの部分に多発的に炎症が起こるのです。
病気が起こる原因は不明で、10万人に一人の確率で発症する難病なんです。
全国で3000人位の患者数で、何もかも研究段階の未知数だらけの病気です。
※主治医さん
とにかくガンマグロブリン一日5本(450CC)を5日間点滴して、
それが劇的に効果がありました。
点滴して数日で、立てなかったのに車椅子から一人で
立ち上がることができました。その時ばかりは、ナースさんも拍手喝采!
点滴開始と同時に リハビリ開始して筋力復元、
ステロイドの内服が始まりました。
歩行出来るようになり、3週間後2回目のガンマグロブリンで、
30度までしか上がらなかった両手が、
万歳できるまで復活しました!
そして、10月25日
やっと退院しました。
続く・・・・・