どうも。こんにちは。
常務です。
今回は浮造りについてです。
浮造りにという仕上げが野地木材にはございます。杉の板をブラシで擦り、硬い冬目だけを浮き立たせる仕上げ方法でございます。
私自身、野地木材の浮造りが100%満足のいく浮造りではないと思っております。
浮造りをきれいに施すというのは、大変大変難しいのでございます。
硬いブラシで擦ると、毛羽立ちが起こったり削りすぎたりしてしまい、かといって柔らかいブラシだと思い通りに浮造ってくれないのです。
きれいに仕上がるには柔らかいブラシを仕様するのはいいのですが、納得のいく浮造り感を出そうとすると何回も何回も機械に材料を入れて浮造らねばならなくなり、作業員が嫌気をさすのです。
同時に手間賃が大きくかさみ、赤字になるのです。
わたくし、常務としては納得のいく浮造りを施しお客様に喜んで頂くという目的と、利益を出すという2つの目的があり、残念ながら後者の目的を無視できる立場ではない事もあり、100%浮造りを完成させるに至っておりませぬ。
ところが、先日約1年ぶりにマイカーを洗車していまして、その際に水を噴射する機械を使用しておりました。
水が勢いよく噴出し、マイカーを洗車していく様子が楽しくて、その機械を使っても大して綺麗にならない事など気にもせず水をかけていました。
車に噴射することでは飽き足らず、みかんの木にかけたり空に向かってかけたりしておりまして、その時目に付いたのが、新築であるわが家の外壁です。
杉の赤身を使用し、ウッドロング・エコという塗料で塗装してある世界一すばらしい外壁なのですが、その外壁に噴射したくてたまらなくなり噴射したところ、外壁の夏目が削り取られてしまったのです。
あ、やば
と思いましたが、でもこれって浮造りに使えるかもってすぐに思い、ウキウキ致しました。
そのうち、試してみます。
水噴射式浮造り機
でも、もう有りそうですけどね。
浮造り、、、美しいですね。。。
常務の発明、楽しみにしてますよ!