野地木材工業株式会社

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スタッフブログ

素材の持つ魅力

構造材から内装材まで使っていただいたお家が完成されたので、大阪まで見学に行ってきました。

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杉も桧も、本当にたくさん使っていただいたのですが、その中で素敵だなと思うことがありました。

 
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桧の使われ方です。

アプローチへ入ると、桧に包まれた空間が、神聖な箱のような雰囲気で・・・凛とした空気の中に、桧の色合いの優しさも感じました。

桧は昔から高級材として、法隆寺など寺社仏閣の柱や梁などに使われていたこともあり、「桧」と聞けば格式高いものとしてのイメージがあるのですが、今は昔と違って手頃に使え、

この桧の色味の良さをもう少しカジュアル(ポップ?)に使えないか?

どうやったら桧の良さが引きたつか。

設計の水谷さんと試行錯誤、打ち合わせをし、目地の大きさや面取りにもこだわり、加工しました。
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室内の、小上がりリビングの鏡板にも、アプローチと同じ桧の板を使っていただき、

フローリングや階段材、枠材などに杉がたくさん使われている空間の中で、桧の淡い色合いが差し色となっていたのが面白いなと思いました。
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杉と桧を隣り合わせに使うのはどうか?
通常なら同じ材で揃えるのだと思うのですが・・・

桧と、カウンターの杉赤身材がお互いにキレイに引き立っていました。

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杉や桧の、色合いなど素材のもつ雰囲気を考え、幅と目地の大きさも工夫し、用途によって使い分けると、それぞれの素材の良さが引き立つ。

実際に出来上がった住まいを見ながら水谷さんとお話をし、使い方、見せ方によって印象がとても違ってくることに驚きました。

先入観に囚われない木の使い方の工夫によって、空間の見え方が変わり、暮らしの心地よさも変わってくるような・・・

素材の持つ表情の豊かさを今後もっとご提案していきたいなと思いました。

 

 

設計:フロー一級建築士事務所様
施工:輝建設株式会社様

写真:今西浩文

 

【納材】

構造材一式
化粧柱:杉 赤上小 芯去り材
登り梁:杉 源平上小

フローリング:杉 幅210mm×厚30mm 赤勝生節(埋木) 面取り極小

壁板:桧 幅150mm×厚12mm ムジ上小 本実3㎜目透 面取りなし

造作材・巾接ぎパネル:杉 桧  上小

デッキ:杉 赤身材 ウッドロングエコ塗装